「一族の使命だからでも、『神事』の執行役としての罪滅ぼしでもない。
俺は俺自身の意思で、姫華と彼女の覚悟を守ると誓う」
本作の主人公。
古来より神子園家と伏守家の間に結ばれてきた約定に従い、『神事』における姫華の相手役として、桜舞市にやってきた。
真面目で我慢強い性格。生まれつき目つきが悪く、口調も年のわりに固いため怖いと誤解されがちだが、
助けを求めている者は人間でも動物でも放っておけない、強い正義感の持ち主。
伏守家は魔祓いでありながら夜魔の一族で、普通の人間より数段高い身体能力を持っている。
さらに特別な神器である狼面によって、人から白狼へと変身し姫華の戦いをサポートする。
夜は『神事』の執行役兼ともに夜魔と戦う狼仮面の魔祓い“犬咬”として、
昼は転入生でクラスメイトの伏守奏真として。正体の秘密を抱えながら、姫華と関わり心を通わせていく。