【少年】
「おい、娘、どこから入り込んだ? ここはオスヴァルト中将の屋敷だぞ」
【少女】
「…………」
【少年】
「それとも、これが中将の趣味か? まあいい、娘、お前は何者だ?」
【少年】
「口がきけないのか? 僕を誰だと思っている? 僕の気分を害する前に話せ」
【少女】
「…………」
【少年】
「聞こえていないのか、次に答えなければ、お前のことを父上と中将に報告させてもらう。さあ、話せ!」
【少女】
「…………リア……名前は……リア・カロッサ……」