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ストーリー

ウィンストル王国領・ウッドフォール――。
空を暗い雲に閉ざされ、100年間ただの一度も陽の光が差さず、
人々に神から見放された『呪われた地』と恐れられるその地は、
『怪物領主』グラン・ウッドフォールによって治められている。

霧深い森の奥に建つ古城に住まうグランは、
呪いによって老いることなく100年の時を生きる、 正真正銘の怪物。

そんな『怪物領主』グランの城に、
ウィンストル王国の姫、シルフィアが招かれる。
グランとウィンストル王の間で交わされた契約により、
グランの婚約者として差し出されたシルフィア姫。
彼女は、災いを呼ぶ呪いを身に宿すとして、
幼い頃より王城に幽閉されていた、『呪われた姫君』。

だが、その呪いこそ、グランの求める力だった。

「準備は整った。
鐘を鳴らし、時を刻み、器を呪いで満たすのだ。
さあ――『儀式』を始めよう」

理不尽な運命により失った恋人を取り戻すことだけを願い、
100年の時を生きてきたグラン。
目的のため必要な力を持つシルフィアを手に入れたグランは、
城に呼び寄せた呪いの怪物たちと『儀式』を開始する。

霧と闇に閉ざされた森の中、
呪われた城で、婬欲の調教儀式が幕を開ける――。

舞台

ウッドフォール領

ウィンストル王国の東にある、緑豊かな小領。
上質な木材の産地として知られていたが、100年ほど前から領主の城を中心に
領地の空が暗い雲に覆われるようになり、以後一度も陽の光が差したことがない。
人々からは、神に見放された『呪われた地』と恐れられている。

ウッドフォール城

物語の舞台となる、主人公グランの住まう城。
ウッドフォール領の中心にある森の中に建っている。
城主のグランは、呪いによって100年間老いることなく
城に住み続ける『怪物領主』と呼ばれているが、
実際にその姿を見た者はほとんどいない。

聖堂

ウッドフォール城の敷地に立つ、教会の聖堂。
かつてはウッドフォールに関わる様々な儀礼が行われ、
祈りと信仰に満ちた神聖な場所だった。
しかし今は訪れるものもなく荒れており、
ここでグランたちの『儀式』が行われる。

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