【アモン】
「くっ……うぅ……エウノミアめ」

【エウノミア】
「お呼びになりましたか? 夢にまで私をお求めになっていたとは……ほほほっ、照れますでございます」

【アモン】
「あぁ、お前に会いたくてしかたがなかった」

【エウノミア】
「アモン様の重い愛を受け止めることは不可能ですので、そのプロポーズの言葉は完全拒否させていただきます」

【アモン】
「そうか、ありがたい話だな……っ!?」

【女性@】
「あ、こっちに気づいた」

目の前の光景に絶句した。
まず自分の状態だ。なぜか全裸で、しかもにされている。
そしてその状況を十数人の女たちが、好奇な瞳で見ながら、ひそひそと話をしている。

【アモン】
「っ、な、何なんだ、この状況は!?」

試しに外れるかどうか身動きしてみたが、びくともしない。新型の拘束具か……?

【エウノミア】
「捕縛した賞金首を逃げないようにしているだけでございますよ?」

【アモン】
「ならどうして全裸なんだ、俺は!?」

【エウノミア】
「サモD協会のサービスでございます」

【アモン】
「誰が得する、こんなサービス!!」

【女性A】
「私は結構、目の保養になっていいんだけど……立派な身体だしね」

【女性B】
「ちょっと、相手はあの“アモン”よ、やめなさいって、みっともない」

【アモン】
「こ、こいつらは……賞金稼ぎか」

意識を失う前に見た、俺を捕縛するために集まった賞金稼ぎたち。
全員が女性であり、サモDが1人もいない。この状態でマホウを使われる心配は無いということか。
今の俺は賞金首であり、こいつらにとってはただの獲物……