【カイト】
「……気持ちはわかるけどさ、そんな緊張すんな。ホントはしてほしくないのかと邪推する」
【ミル】
「うっ……あ……、ご、ごめん」
顔を真っ赤にして、そっぽを向き恥じらってみせるミルに俺はなんとも言えない気分だ。
呆れたいような、愛おしいような、胸の奥がくすぐったい、妙な気持ちである。
【カイト】
「ミル」
【ミル】
「…………うぅっ」
【カイト】
「とりあえず、腕、どけろよ。見えないし」
【ミル】
「と、とりあえずこのままで行こう。大丈夫、雰囲気が出てきたら多分、自然と離れると思う、から」
【カイト】
「お前、面倒臭い奴だな……」
【ミル】
「う、うるさいっ。だから面倒臭いって言っただろ」
【カイト】
「ったく……まぁ、可愛いから許す」
【ミル】
「うぁっ……」
これ以上、言葉責めをすると再び卒倒しかねない勢いなので、俺はそろそろ本題に入ることにする。
【ミル】
「やっ……んんっ」
すらりとしたミルの太ももに手を置いて、優しく愛撫しながらその内側へと指先を這わせていく。
ぱっくりと閉じた薄ピンク色の処女地の周囲を焦らすように撫で回せば、熱っぽい呼気を漏らしながら、ミルは身体を震わせる。
【ミル】
「あっ……あんっ……あうっ……」
できるかぎり優しく、そして甘い手つきで撫で上げれば、良い感じにミルは反応してくれる。
【カイト】
「ミル、唇、いいか」
【ミル】
「あ、い、いいですともっ」
【カイト】
「……落ち着け」
【ミル】
「んっ……ん……んんっ……んぅっ!?」
舌を差し込み、ミルのそれに舌を絡ませる。
【ミル】
「んっ……ちゅぅ……んはぁ……れぅ……んぁ……」
唇を離し、首筋を舐め、吸い上げ、鎖骨へと下り、さらには腹筋まで舐め上げる。
さすが、自慢だと言っただけはあって、ミルの腹筋は中々に、興奮をそそるものがあった。
硬すぎず柔らか過ぎず、いい感じに脂肪が乗っていて、うーむ。
【ミル】
「やっ……はっ……んぁっ……んっ、くぅ……」
【カイト】
「ミル……」
【ミル】
「…………っ」
蕩けはじめた瞳でミルは俺を見上げる。胸を隠す細腕に越しに、ミルの胸に触れる。
いや、意外と胸、あるじゃん、こいつ。確かに――大きいとは言えないけれども、それでも形の綺麗な小振りな乳房。