【サンデー】
「んんっ、あっ……んふぅ、カイト、上手だね、ん、んっ、はぁ……気持ち、いいよ」
【サンデー】
「そう……もっと、舌、使って……ふぅ、はぁ、あぁっ、や、ああ……すごい、これは、なかなか」
微熱を帯びたサンデーの吐息が、どうしてだか俺の心臓を激しく鼓動させる。
舌先をほんの少し痺れさせる甘酸っぱいサンデーの“味”が、俺から冷静な思考を根こそぎ奪ってゆき、いけない部分を否応なく刺激してくる。
【サンデー】
「あっ、はぁ……あっ……んんっ」
吸い付いては離し、舌を這わせていく。甲を、裏を、指の付け根から足先まで唾液で塗装するかのように舐め回していく。
【カイト】
「んちゅ、れる、れろれろ……あむっ……ぬぅ……はぁ……」
【サンデー】
「んっ、いい子だね……ぁん、カイト、褒めてあげる」
な、なんだろう。得も言えぬこの感じ。
ぞくぞくする。新境地だ……これ。サンデーの色を帯びた声が耳を打つたびに、震えそうになるほどの喜悦が…………。
【サンデー】
「はぁ……んあっ……ふふ、いいよ、とても、気持ち……んんっ、いいぞ」
ああ、サンデー様が悦んでいらっしゃる…………
嗚呼、サンデー様が悦んでいらっしゃる!!
呼吸が今まで以上に乱れ、鼻息が荒くなっていく。もっと、もっと聞きたい!
【カイト】
「はふ、んちゅ、はぁ、ちゅぱ、レロレロ」
【サンデー】
「あ、やっ……おい、そんな、激し、く……っ」
【カイト】
「……はむっ(小指を甘噛み)」
【サンデー】
「――んああっ!」
【カイト】
「……あっ」
びくりとサンデーが足先を震わせて、跳ねるように俺の口元から足を離した。
その数秒後。我に返った俺がいた。
【サンデー】
「…………っ」
【カイト】
「……お、俺は今、何をして――いや、何を考えた!?」
【カイト】
「俺はいったい、何を考えてたんだ!!」