【ランカ】
「う、うぅ〜……」
恥ずかしそうに頬を染め、わずかに潤んだ瞳を向けるランカ。
エプロンの裾を掴み、パンツを隠そうとしているのが逆に、なんというか、うん、良い!
【カイト】
「すげぇ似合ってるぞ、ランカ。可愛いよ」
【ランカ】
「ほ、ほんとに?」
【カイト】
「本当だって。信じろ、俺の目を見ろ。これが嘘をついてる目に見えるか?」
俺の目は間違いなく、ランカを真っ直ぐに見つめている。
【カイト】
「じぃ〜〜〜」
【ランカ】
「って、カイトくんっ!? 何処見てるんだよぉ!」
【カイト】
「そりゃもちろん、ランカの際どいパンツです」
【ランカ】
「もぉ……。はぅ……どうして男の人ってこういうの考えつくんだろ」
【カイト】
「男の性への飽くなき欲望を舐めたらいかんぜよ」
【ランカ】
「もう……バカ」
【カイト】
「いいな、もっと言え。それが俺を熱くする」
【ランカ】
「それで、その、少しはむ、ムラムラしてきたの?」
【カイト】
「うーん、ほんの少しだけだな」
心臓の鼓動とかはそれなりに早まってるし、体温を微妙に上昇してる感はあるけど、股間はぴくりともしやがらねぇ。
【カイト】
「それじゃあまぁ、はい、ランカ」
【ランカ】
「本当に、しなきゃダメ?」
【カイト】
「うん。さぁ、その持てるナイスな肉体をもって全力で俺を誘惑してください」
【ランカ】
「あぅ……どうしてこんなことになっちゃったんだろ」
後悔っぽい呟きを漏らしながらも、ランカの右手はエプロンの肩紐に伸び、左手は股間に伸びる。
顔は既に真っ赤で、恥ずかしさのあまりに泣き出しそうなのか、瞳が潤んでいる。
ランカにここまで恥ずかしいプレイを要求するのは初めてだし、それを嫌がりつつもこなそうとしているランカの献身的な姿を見ていると……。
まぁ、なんというか、悪くないね。
【ランカ】
「…………っ」